たい妖 毛筆アート「楽想書」展【会期:平成30年4月1日(日)~4月30日(月)】
【展示内容】
毛筆アート・楽想書 作品
【事務局からの一言】
病との闘いの中から生まれた鳥取市の書家「たい妖」(本名・井原妙子)氏の毛筆による新表現「楽想書」をお楽しみください。
*楽想書とは
たい妖氏は2005年(平成17年)、66歳の時に突然「限局性強皮症」という原因不明の難病を発症し、痛みと痒みに苦しむ生活をしてきました。
その絶望的な精神状態の中、知人から「誰にも言えない気持ちを「書」に表してみては?」と勧められて書き始めました。
最初は楷書でしたが、次第に書く時の気持ちに合わせた書体で表現するようになると、見た人が、書が絵画のようでもあると驚き、数千点の制作を経て、「楽想書(らくそうしょ)と名付ける独自のスタイルを確立しました。
その作品は、その時の思いのままを創作する自由な作風です。
しかも、病気との闘いの中での政策ですので、氏の願いや病気になって気づいた事を表現しているところに、鑑賞する人の心を打つものがあります。
テレビで特集番組が放映され、多くの美術展に入選し、2014年産経新聞「書のアート展」では、無鑑査会員特別奨励賞、2017年「山陰新協展」では鳥取市長賞を受賞するなど注目を集めています。
【作者(たい妖)からの一言】
楽しんで楽しんで、楽しく楽しく表現する。
いろいろな紙と会話して、いろいろな筆と会話して、いろいろな墨と会話して、文字の上下にとらわれず、力まず、自分の感じたままに表現する。
描きたいものを書く。
これが楽想書です。
楽想書を通じての人との素敵な出会いの数々。これも私の楽想書です。
楽想書を見る人の心が、「楽・楽・楽」であることを望んでいます。
是非ご覧ください。
【備 考】
入場料 無料